国会議員さん、自ら勉強して、本物の政治家になってください

「安保法案の論点整理」のホームページが完成した、8月15日、
朝日新聞、読売新聞、毎日新聞、 産経新聞、共同新聞、日本経済新聞、東京新聞、千葉日報、神奈川新聞、沖縄タイムス、琉球新報、秋田魁新報の12新聞社に、サイトを紹介するメッセージを投稿し、次のようなお願いをしました。

このサイトと文書の存在を、国会議員の皆様にお知らせしたいのですが、時間も限られている中で手段がわかりません。もし貴社の媒体でこのサイトを紹介する記事を出していただければ、一人、二人と理解が広がるのではないかと期待しております。個人的に、国会議員の知り合いはおりませんが、もし、出会うことがあれば、こう伝えたいです。
「勉強して、本物の政治家になってください。」


国会議員に向けて「勉強しろ」だなんて、生意気だ、あんた何様?(自分つっこみ)

国会に提出された法律案は、衆議院、参議院の本会議で決議されますが、
その前にテーマ毎の特別委員会で集中審議されます。
特別委員会で採決された法案が、本会議に送られます。

安保法案の場合、衆議院の特別委員会で集中審議され、
与党多数で可決された後、本会議に送られました。
そして、7月16日の本会議で与党多数の賛成で可決されました。

ちなみに、特別委員会の名前は「我が国及び国際社会の平和安全法制に関する特別委員会」、通称「安全保障特別委員会」。「国際社会の平和安全」という言葉がわざわざ使われているところに政府の意図が感じられる名前です。

安全保障特別委員会に入っていない国会議員は、法案の中身も、委員会の審議内容も知らない人が多いと思います。
ニュース報道で概要を知るだけの人も多いでしょう。仮に、インターネット中継や議事録で審議内容を調べたとしても、討論事態がカオス(ぐちゃぐちゃ)なので、理解できない、という思いが募ると思います。

結局、本会議でほとんどの国会議員は、党の方針に従います。
法案は理解が難しい、集中委員会や党の幹部会議で決まったことなら、従えばいいじゃないか、と思うのでしょうか。

もしそうだとすれば
(この文言は横畠内閣法制局長官の声で聞こえる。国会審議の視聴が、ときにトラウマを生むこともあるのだ。嫌だ嫌だ、と思いながら、「言い癖」が自分にもついてしまっている。その上において、最近、私の日常会話も「国会調」になっている。やめてくれ!)

(もう一回)もしそうだとすれば、
本会議で議決権を持っている国会議員の方に、
「安保法制の論点整理」のサイトを紹介して、「勉強してください」と伝えることも
--秋田の一市民が国家存亡の危機を感じて必死になっているこの状況でなら--
「あり」かなぁ、と思ったのです。

日本の企業には、「上司の意向に従わざるを得ない風土」があります。
私(民間)企業の場合は、会社のオーナー(所有者)や社長が、社員を選んで雇用し、給料を払って仕事をさせる仕組みだから、
上司(社長につながる内部統制の連鎖)の意向に従わない社員は、上からの圧力で雇用関係や業務内容を変える、
というのも仕方がないかもしれません。
私自身、上司の意向に反したことが原因で辞職に追い込まれたことがあります。

日本の政党、国会議員も、「党の意向に従わなければいけない」、暗黙ルールがあるようです。「内部統制」とも呼ばれます。

比例選挙で当選した議員は、党の方針に従うのが当然かもしれませんね。
でも、選挙区で選ばれた議員の場合はどうでしょう。
日本全国の選挙区の国民は、選挙の際に候補者の所属する党にすべてを白紙委任した、と言えるでしょうか。

国会議員に仕事を委託し、国会議員の給料を払っているのは、党ですか、国民ですか。

とはいっても、党の推薦がなければ、次の選挙で勝てない、という危機感があるわけです、それで当選した議員には。
そして、毎回、投票率が低いので、固定支持層を持っている政党が有利になる、「寄らば大樹の陰」は勝ち戦略になるのです。
だから、安保法案の採決においても、党の方針に従わざるを得ないと考える与党議員が多数いるだろうことも予想できます。

それでもなお、「国会議員さん、自ら勉強して、本物の政治家になってください」と願わずにはいられません。

今回の安保法案と国会(衆議院)の審議は、あまりにも異常であり、こんなやり方を日本の政治の慣例としてはいけないと思います。

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anporonten

Author:anporonten
秋田県横手市在住の一市民です。
私は、「平和安全法制」の法案に関する国会の審議記録を精査し、論点と問題点を整理し、「安保法案の論点整理」のホームページで発表しました。その後、2015年度補正予算案の審議、2016年度通常国会の審議と追跡を続けています。

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