「戦争しない積極的平和」ガルトゥング博士のこと

まずは、うれしいうれしい「Q&A」を見つけました。
●国際平和のためには、憲法第九条の信念を貫いて、日本が紛争国の仲裁に出ることだと思っています。→賢明なご指摘です。日本が・・・

次に本題、
「これからの我が国防衛」を考える途上、この本と出合いました。
「ガルトゥング紛争解決学入門」(法律文化社)
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「戦争をしない積極的平和」を世界に広げること、それは憲法9条を持つ日本だからできること、でも日本は戦後70年間、それをしてこなかった
日本語版への序文(2014年4月)は痛烈です。

【呼びかけ人】「積極的平和」の提唱者で「平和学の父」ヨハン・ガルトゥング博士を日本に!

【朝日新聞】積極的平和主義の提唱者、来日へ 「9条守ると主張を」

博士は上記の本の序文で、いきなりピンポイントアドバイス!
政治家の「解釈」に裏切られ、心地よい惰眠をむさぼる枕として平和運動に利用されてきた9条には、「専守防衛」と「積極的平和」という2つの堅固な支柱が付加されるべきであった。

世界はだれかが攻撃してくるかもしれない危険な場所となりうる。だから、攻撃や費用の高くつく軍備競争を挑発しないことが重要である。そのためには、戦争を自国の土地に限ることであり、防衛手段としては、通常兵器(全く攻撃的でない、射程の短い、固定兵器でよい)で十分である。

われわれは、今日と明日の紛争をいかに解決するか、昨日の癒されないトラウマをいかに和解させるかを学ぶことができる。更に、相互のかつ公平な便益を求めて他者といかに協力するか、他者がどう感じているかを知るため十分な共感をいかに発展させるかを学ぶことができる。
「ガルトゥング紛争解決学入門」(法律文化社)の「日本語版への序文」より引用


そして、次のような日本への期待(というか、まだ実現できていないことへの批判)が書かれています。

●日本が、それらすべてに熟練者を育て、紛争当事者を助ける主宰者になり、世界に9条を普及させる
●兵器級プルトニウムの生産疑惑をもたれないように原発を廃止し、東アジアや東北アジア共同体に隣国として参加
●尖閣諸島(中国と紛争中)、魚釣島(韓国と紛争中)は、共同体所有とし、日本、中国、韓国で収益を分配


●その場合、他国は戦争のリスクなく、(日本への)投資や貿易を行うであろう。そして好戦国からの攻撃は抑止されるであろう。

憲法第九条の信念を貫いて、日本が紛争国の仲裁に出る、という国際貢献の可能性、実現方法をこの本で学びたいと思う。

おおおぉ!こんなサイトもあった。
平和的手段による紛争転換NGO トランセンド研究会
(思ってはいるが読むのに時間がかかりそう。若くて頭の回転の若い方たちにもぜひ取り組んでほしい。)

「太平洋戦争」を理解するための一冊

大日本帝国が、アジア太平洋戦争においてアジア諸国民等二千万人以上、日本国民も三百十万人以上の命を奪ったとされておる惨劇がありました。(7/6、石河、参考人質疑)

日本、どんだけ悪いことをしたの?

戦後生まれの、更に次の世代以降の人たちは、
日本が戦争を引き起こした、なんて想像もできないし、知らない、
という人が多いだろう。

実は、戦争体験のある、おじいちゃん、おばあちゃんたちも、
日本が世界で、アジアで何をしてきたのか、ほとんど知らない。

ただ日本にいた自分たちが苦労したこと、
だから戦争は二度と嫌だと思っていることは、毎年、お盆のころに話題となっている。

海外派兵させられて、地獄を見てきた元軍人たちは、
帰国してみたら日本は民主主義の国に変容し、敵国であったアメリカを礼賛、
「実はアメリカと戦ってました~」なんて今更言えない雰囲気。


戦後50年にあたる1995年、当時の村山内閣総理大臣が発表した声明:村山談話
「我が国は、遠くない過去の一時期、国策を誤り、戦争への道を歩んで国民を存亡の危機に陥れ、植民地支配と侵略によって、多くの国々、とりわけアジア諸国の人々に対して多大の損害と苦痛を与えた。」

誰も何も教えてくれない、誰も何も知らない、
「先の大戦で、日本は何をしたの、何があったの?」
と眼をぱちぱちさせるしかない。


第二次世界大戦
ドイツ軍のポーランド侵攻(1939年)と、日本が米国の真珠湾を先制攻撃したことが(1941年)が原因で、
〔枢軸国:ドイツ、イタリア、日本〕と
〔連合国:アメリカ・イギリス・ソビエト連邦・フランス・中華民国等〕が、
1939年から1945年までの6年間、
全世界的規模の人類史上最大の戦争をした。
軍人・民間人の被害者数の総計は世界で5〜8千万人に上るといわれている。
特に、日本等とアメリカ・イギリス・中華民国・オーストラリア等が戦った戦争は「太平洋戦争」と呼ばれる。

●参考資料:第二次世界大戦の死者数
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("World War II Casualties2" by 英語版ウィキペディアのOberikoさん. Licensed under CC 表示-継承 3.0 via ウィキメディア・コモンズ - )

(私はこう読む)
●ソ連(Soviet Union)の犠牲者は、ドイツ軍に殺された人たち。ドイツ軍はモスクワまで侵攻し当時のソ連(ウクライナ、ベラルーシ等も)を破壊しつくした。
●中国の犠牲者は、日本軍に虐殺された人たち。民間人の犠牲が多い。
●ポーランドでは、ドイツのナチスドイツによってユダヤ人が虐殺された。
●ドイツは戦況不利になってから本土攻撃され壊滅的に。
●日本は本土攻撃を免れた。他国に比べ民間人の被害が少ない。

私は歴史の勉強がきらいだった、戦争の歴史なんて勉強して何になる、と思っていた。
でも、仕事で中国に行って中国人と友達になって、
彼らの祖父母が日本兵に殺されたと聞いたとき、
何も知らない自分がショックだった。知らないでは済まされないと思った。

それからは、知りたいし、知らなければいけないと思ったけれど、
歴史の本には、たくさんの人名、地名、難しい漢字、複雑な人間&国際関係・・・
本を読もうと思っても、読み切れない、読んでも理解できない・・・


最近たどり着いた、わかりやすい方法は、昭和天皇の目から戦争を追うこと。
「昭和天皇実録」の謎を解く 文芸春秋
昭和天皇実録、全61巻、1万2000ページを徹底検証

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この本を一冊読んだだけで、先の戦争がすっきりとわかった、ような気になれた。
開戦の経緯・・・西洋好きで戦争反対であった天皇が、開戦を決意した背景とは。
停戦の模索・・・天皇は開戦当初から停戦を模索していたが、戦況はエスカレート、泥沼化した。1年早く停戦していれば、沖縄戦も原爆も本土空襲もなかった。なぜ止められなかったか。
終戦の決断・・・陸軍が本土決戦を叫ぶ中でのポツダム宣言受諾。

太平洋戦争の始めから終りまで、この本でたどれると思います。おすすめです。

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